毛がつらい

じめて脇毛に気づいたのは小学校5年生の時でした。

そして自分の足の毛の凄さに気づいたのもその頃でした。

当時は小学生なので足の毛の処理なんかしてなかったんですが、処理していない足の毛の凄さはというと、脚部だけ見たら「あ〜 足の速いタイプの動物かな?」と思うほどでした。

とにかく、幼少期より毛だるまだったのです。
そしてそのまま毛に包まれて毛に飲み込まれ、もののけ姫のタタリ神のようなボディーを持つ大人になりました。

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でもぶっちゃけ毛はコンプレックスながら、わりと諦めていたので、それはそれでありのまま自分の毛と向き合えている気でいました。
脇からは桑畑の地図記号みたいな毛が茂り倒していたというのに。

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そんな私に毛の転機がきたのは元ヤンの彼氏ができたからです。

元ヤンは元ヤンゆえに、とにかく眉毛が細い。
ヒゲだけじゃなくて顔や首回りの産毛もちゃんと処理する。
そして女のムダ毛を見逃さない。

「お前の指の毛穴、ドラゴンボール(の七星球)みたいやな」

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これはある日、元ヤンに言われた言葉です。

この言葉をきっかけに、私の脱毛計画は始まりました。

なぜならもうこれ以上、指の毛穴がドラゴンボール状な人間でありたくなかったから…